慶應義塾大学鈴木寛研究会共育コース(すずかんゼミ)と萩市との共同プロジェクトとして実施する「萩探究部」とは、萩を舞台に高校生が探究力をあげるワークショップやプロジェクト活動を行っていくもので、今年度が2年目(第2期)となります。
9月19日(日)、はぎ探の第2期に参加した萩髙生14名が7月から各自が慶應義塾大学の学生にサポートしてもらいながら取り組んだ探究活動について、オンラインで発表を行いました。
それぞれが気がついた課題に基づいて、様々な資料を分析し現状を把握する、また、大学の先生に直接連絡をしてインタビューを行ったり、アンケート調査を行ったりするなど多様な手法で主体的に取り組み、解決に向けた方策を考え、地域や市役所に考えた解決策について提案を行ったことなどについて発表しました。さらに、全ての発表で、今回の探究の成果から新たな課題を見つけ、次の探究に向けた見通しも示していました。
発表会を視聴された慶應義塾大学の鈴木先生から、大学のゼミさながらの探究テーマと探究の過程であると大変高い評価を頂きました。
はぎたんの第3期は、11月から始まる予定ですが、ほとんどの参加者が第3期も参加し、引き続き探究を続けていきたいと話していました。
第3期は、第2期のメンバーに加え、新たなメンバーも是非参加してくれることを期待しています。
以下、発表した探究活動のテーマです。
・コウライタチバナの魅力
・異文化理解(日本人、イギリス人、ノルウェー人の比較)
・白牛伝説について
・伊達小荷駄の復興について
・薬剤師と予防医療について
・夏みかんの香りについて
・ディズニーの中に萩エリア?
・いま、伝えにゆきます。~めざせ!萩市の人口爆発!~
・鬼滅の刃で空想科学読本を作ろう!
・小学生に対してボランティア参加のきっかけを作る。
・ドラえもんをつくる!~話し相手になるロボットを作る~
・変化していく萩焼
・萩市を活発な街にするにはどうしたらよいか。
・おじいちゃんとおばあちゃんがいなくなる世界 Part2
また、今回の発表会の模様を萩高校ホームページに、近日中に掲載する予定です。
3年生の選択授業「美術Ⅱ」で、萩市文化財保護課と萩の銅版画アーティスト戸嶋由香さん(版画処 Show-in主宰)とコラボし、約1か月間にわたり銅版画での作品づくりに取り組んでいます。
その作品づくりのスタートとして、1週間前に旧児玉家長屋門(本校から徒歩5分)にて「版画の下絵づくり」を行い、今回は戸嶋さんのアトリエで「銅板への下絵写し」「銅板磨き」に取り組みました。
※戸嶋さんのアトリエ(版画処 Show-in)についてはこちらから(<http://kitauraweb.com/?p=1543>)
生徒たちがプロのアーティストさんと関われることが貴重であることはもちろんですが、アトリエで制作活動をする機会も滅多にない経験です。アトリエの雰囲気や戸嶋さんの作品にインスピレーションをもらいながらの制作活動となりました。
制作しながら戸嶋さんと、萩での高校生活の話をしている生徒もいました。戸嶋さんから「部活がすごく大変で嫌になることが多かったけど、救いになっていたのが絵を描くことだった。絵が僕の逃げ込める場所だった」など、内面的な話もされていました。生徒たちは話を聴きながらどのようなことを感じていたのでしょうか。
次回は戸嶋さんを萩高にお招きして、試し刷りが始まります。どのような作品が生まれていくのか楽しみでなりません!
今年度のクラスマッチでも実施した「eスポーツ(※)」ですが、国際オリンピック委員会(IOC) がeスポーツタイトルを競技種目とするオリンピックライセンスイベントを発表するなど、世界的にもスポーツ競技として認められつつあります。
実は萩高にもeスポーツで活躍しているプレイヤーがいるのです!!
その名も「キラ♪」くん。
「パズル&ドラゴンズ(通称パズドラ)」で、山口県、中四国大会いずれも2位の成績を修めました!
(中四国大会の様子はコチラから:<https://youtu.be/y32EAWFHJos> ※こちらのURLをコピーして検索してご覧ください。)
キラ♪くんは各エリア大会上位2位だけが出場できる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIE パズドラ部門(10月16,17日)」に参加予定です。
▼公式サイト:全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIE パズドラ部門
<https://pad-esports.gungho.jp/mie/> (代表選手のページにバッチリ「キラ」と書いてあります!!)
キラ♪くんへのインタビューも行いましたので、インタビュー記事も乞うご期待!
※「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。eスポーツの日本での競技人口は約360万人程度、世界では約1.3億人(ちなみに、野球の日本での競技人口は約730万人、世界では約3500万人)
1年4組(探究科)の総合英語の授業で、英語プレゼンテーションを実施しました。
プレゼンに臨むにあたって、生徒たちは事前に6時間分の授業時間を使ってプレゼンに向けた情報収集や整理、資料作成をしました。さらに2時間分の授業で発表練習等を行い、今回の本番に臨みました。なお、プレゼンのテーマはこれまで授業で学んできた教科書の3つのセクション(Rakugo in English!(英語で落語)、Christian the Lion(ライオンのクリスチャン)、Predictions of the Future(未来予測))に関連させて興味があるテーマを生徒自身が設定しました。
できるだけ原稿を見ずに発表している生徒もおり、事前準備に時間をかけたことが伝わってきました。またプレゼン後の質疑応答の時間では、日本語での感想・質問だけでなく、英語で質問している姿も見られましたし、教員からの英語での質問に英語で回答する姿も見られました。
例えば、動物についてのプレゼンをしたグループに対しては、
What kind of animals do you like?(どんな動物が好きですか?)
という質問が生徒から出たり、
遠隔診療(Telemedicine)のプレゼンをしたグループに対して教員から、
Do you want to use telemedicine when you get injured or sick?
(けがをしたり、病気になったときに、遠隔診療を使いたいですか?)
という質問が出ていました。
本校では、2年生になれば人文社会科学科(探究科の文系選択の生徒)は英語で探究活動の発表を行います。自身の想いをグローバルに発信できる力を身につけていってほしいですね!
9月21日(火)に実施した「高校生熟議2021」について、主催する萩高校PTAの副会長である水津真澄さんに報告していただきました。
萩高校では毎年2年生が幾つかのチームに分かれ、萩市の課題解決や活性化について意見を交換し合い、どのようにアクションを起こしていくか?や、どのような事業を展開すれば解決できるのか?等々、話し合った内容を模造紙にまとめていき、最後にみんなの前で発表する「高校生熟議」を開催しています。
萩高校での【高校生熟議】6年目の本日は、探究科の課題研究グループやHGL(萩グローカルラーニング)という、課題解決型学習のグループメンバーがそのまま熟議のメンバーだったようで、より濃い話になったようです。
今年度テーマは、【魅力ある萩にするための活性化方法】
さらに其々の班のテーマに沿って細かく、強みや弱みピンチやチャンスを付箋でどんどん出していき、そこから更にカテゴリーにまとめたり、深掘りしていきたいと感じるものをピックアップしていく。
それを事業化するには?それを市民に伝えるには?はたまた未来を見据えて今できる事は!?という事を話し合っていく。
各班にひとり、熟議をリードしていくファシリテーターがつく。ファシリは事前にファシリテーションの勉強をして、いかに話しやすい環境をつくるか、安心して発言できる場を演出していく。
それぞれの班の個性があって、スイスイスムーズな班も苦戦している班も!それもまたすごい学びだなぁと、ついつい苦戦しているところは多めに見に行っちゃう…
観光関連やまちづくりについても多かったのですが、萩の健康寿命を上げるために!とか、萩市の医療について…(中核病院…話題にあがってましたよ〜!!さすが意識高い!高校生 )。オンライン診療や高齢者を支える為の高校生ボランティア等も考えていました。素晴らしい〜!
萩の食についても食育講師の私としては気になりましたが、私の普段のボランティア活動とも重なるテーマ。
「こどもが幸せに暮らせる萩の町にするために」というテーマでは、利益があればやる人が必ずいる!と、福祉と利益をきちんと考えていたところが素晴らしいなと思いました。この利益はお金だけではありません。その人の感じる「価値」という利益も就職や進学のための「経験値」としての価値
そう言った事も考えていて、素晴らしい。
まちづくりや観光についてのチームはとても多く、萩市の他にはない魅力ある資産について意識してるんだなって思いました。
自然との共生、海の美しさ。コロナ終息後の観光客増加のために今できる事を考えたチームもある。
住みよい町にするために、家族で楽しむ交流について深めたチームは、子育てファミリーのみでなく、成人したこどもと親にもクローズアップして、家族のイメージは子育て世帯に気持ちが行きやすいところですが、先の先の未来まで家族の交流というものを考えていて素晴らしいと思いました。
萩にお金を落としてもらうために空き家を使った事業をしよう!とか、海外にも他にもない、萩にしかないものを世界に発信するんだ!というチーム。見島牛の話題が出てましたよ
30年後も変わらぬ町•萩のアイディア。これはもしかしたら「変わらない」というデメリットかもしれない事に大きな価値を見出した事は天晴れです!色褪せない思い出が大きな宝物になる事。変化変化刺激刺激と追い立てられるような現代に、変わらない町の価値は大きい。
変わらないけど新しい試み。そこに行けば心はタイムトリップできる。こんなに素敵な事ができる町はそうそうありませんよね。本当に面白い発想
自転車専用の観光コースを話し合ってたところの付箋に「萩に自転車専用道路が無い」という事が書いてありました。たしかに、安心して自転車で観光するには大人じゃないと怖いかもしれませんね。
ファミリーで自転車乗って、道路と歩道ギリギリの自転車操縦……。課題ですね。
他にはインパクトのある「人口爆発!!!」は個人的に好きです�。でも人口が多かろうが少なかろうが生活を営む事ができる日本の社会にする事、これが大事だなぁと私は思っています。大人が人口人口!少子高齢化!って言い過ぎなんだね。
私はこの高校生熟議を5年間見てきて、今回の方法が画期的でいいなぁと感じたのは、司会役の生徒がフリーに動ける立場にいて、それぞれのチームをまわって、話が進んでいないところに円滑に話ができるような言葉がけをしていたり、テーマから逸れてしまいそうなチームには「なぜ?どうして?これは?」の問いかけをしていたこと。
それぞれのチームのファシリだけでなく、更に俯瞰して見ることのできる「お邪魔しまーすファシリ」(勝手な命名をしてみました)がいた事。うーん、チェイサーファシリといった方がそれっぽいか。
これがすごいなと思いました。どんどん進化していく熟議の方法。
それもこれも、毎年関わってくださる高P連事務局の山本先生や、熱心に生徒を導いてくださる先生方、みなさんのおかげさまです。
我が子の1番目と2番目も大変お世話になりました。私の楽しみでもありました。娘の卒業と共に私もPTA卒業なので、最後の熟議見学(高校生熟議は高校PTA連合会主催)
最後まで堪能させて頂き幸せでした〜。来年…どーにかして潜り込めないか企んでみます!!
9月21日(火)に本校で実施する「高校生熟議2021」のグループ討議でファシリテーター(会の進行役)を務める生徒の研修会を、1回目の8月20日(金)に引き続き、9月15日(水)に行いました。本日は、今年度の熟議テーマ「魅力ある萩にするための活性化方法」を改めて確認し、熟議当日の流れをシミュレーションしていきました。
ここでは熟議の内容を一部ご紹介します。活性化方法を考えるうえでは現状分析は重要です。その分析方法として、「SWOT分析」を活用します。具体的には、
【内部環境】
①Strength=強み(萩の強み)
②Weakness=弱み(萩の弱み)
【外部環境】
③Opportunity=機会(萩にとってのチャンス)
④Threat=脅威(萩にとってのピンチ)
を洗い出し、
「強み×機会」:外部環境のチャンスに対して、萩の強みをどう活かすか
「弱み×脅威」:外部環境のピンチに対して、萩の弱みについてどう対策するか
「強み×脅威」:外部環境のピンチに対して、萩の強みをどう活かすか
「弱み×機会」:外部環境のチャンスに対して、萩の弱みをどう補うか
などのように関連性を考えながらアイデアを出していきます。実際の熟議内容を体験したことで、当日のイメージが湧いたように思います。
最終的には、各ファシリテーターの生徒が、当日の話し合いがスムーズに進められるように、当日使用する模造紙に熟議の枠組みを記入していきました。当日が楽しみです!
来年度の生徒会長を決める生徒会役員選挙を9月14日(火)に実施しました。
選挙に先立って、生徒会長に立候補した生徒が立会演説を行いました。
生徒会長に立候補したのは、2年3組河名淳哲君、2年4組市瀬大翔君、2年5組石東大和君の3名です。
はじめに、立候補者の推薦者応援演説の後、立候補者による演説がありました。
河名君はSNSを活用した生徒会活動の発信や校則の改正、市瀬君は自主的に行った街頭アンケートによる市民の方の声を踏まえ、地域貢献活動のさらなる充実を、石東君は思い出に残る学校行事の実施など、それぞれ具体的な公約を掲げながらの演説でした。
どの候補者の演説も、創立151周年を迎え、未来に向けて飛躍するための萩高校の活性化に向け熱い思いが感じられました。
今後、生徒会長が決まり、10月には新生徒会が発足します。
「NEW STAGE」へ、生徒会が中心となって萩高校をさらに盛り上げてくれることを期待します!
「大人になったし、ふるさと萩市にちょこっとでも何か恩返しができればいいね、という交流ができれば素敵です。」(萩大志館FBから)そんな思いをもった方々(萩大志館)が運営する「萩っ子スイッチ」は、受験進学を控えた中学生や高校生の心のスイッチOnを目指す、新しい課外授業です。
萩高OBOGの方が運営し、また、登壇されています。
今回(9月23日(木))に登壇される榎谷さんは、萩高OBでUターンして実家を継ぎ、まちづくりにも取り組んでおられます。分校の生徒が萩マルシェに参加したときお世話になりました。
☆「若手農家が集う萩をつくる」榎谷紘司さん 榎谷農園・萩マルシェ主催
(椿西・萩東中・萩高出身)
☆司会・冨川竜生 萩大志館 (明倫・西中・萩高出身)
音楽を聴くように、気軽に視聴できます。ぜひ、登録してご覧ください。
(<https://www.hagitaishikan.jp/switch>)
また、これまでの授業も視聴できます。
○「メディアで働く」井関隆行(萩大志館代表) NHK→ベンチャー→西日本新聞社(御許町・東中・萩高校出身)
○「起業する」椋木章雄 株式会社JINRI(萩野菜ピクルス)代表取締役社長(西中・萩高校出身)
○「国と国をつなぐ」烏田朝美 カナダ大使館(光塩中・萩高校出身)
○「どんどんを、つくる」大島透 スナダフーヅ 専務取締役( 富山出身 大阪大学)
萩を離れながらも、ふるさとに思いを寄せている先輩、今の萩を盛り上げようと活躍している萩高校の先輩の姿に触れることができます。
「高校を出るとき、萩を出るかどうかの「分かれ道」があります。それは、「別れ」ではなく、「こんなふうに萩と生きていけることがあるのか。・・・・」ということを子供たちに伝えられたらいいなぁと思います。」(萩大志館FBから)
もうすぐ、萩っ子を卒業する萩高生の皆さん!是非、のぞいてみてください。
第1弾(1年生の作品)、第2弾(2年生の作品)に続き、3年生の作品の紹介です。
これから、受験に向かう3年生、後、半年ちょっとで、一旦は、ふるさとを離れていく3年生の記憶に、ふるさとの美しい自然と仲間との楽し思い出が、刻み込まれるといいなぁ。
【3年1組】「雅子しか勝たん」
これまでお世話になっている担任の柴田先生への愛をこめて、これから入試でお世話になる柴田先生に「よいしょ」を込めて作成しました。
【3年2組】「自粛太りのトトロ」
青い空、青い海、美しい菊ヶ浜で、せっせと作ったトトロは、かなり太めでした。
コロナ禍、自粛中、こうならないように・・・・・・・
【3年3組】「こうちょー先生」
海藻をつけると10年前
はずすと10年後に変身する
可愛い校長先生を作成しました。
【3年4・5組】「アマぴえん」
つくったけど、コロナ、収束しなくてぴえん
夏休み前のクラスマッチで行った菊ヶ浜サンドアート。
1年生の作品を紹介した前回投稿に続いて、今回は2年生の作品を紹介します。
【2年1組】「三坂城」
生徒よりも海ではしゃいでしまった担任の三坂先生を城に閉じ込めようという戒めの気持ちを込めて作成しました。
【2年2組】「イルカショー」
動きの違う2つのイルカが、とてもかわいく、そして、完成度の高いものができました。
みんなでアイデアを出しながら楽しく作成できました。
【2年3組】「イルカの青春」
「高校生の青春」をテーマとし、真ん中のイルカがカップルで、その周りを他のイルカがうらやましそうにたかっている様子をイメージして作成しました。
【2年4・5組】「サメ」
体感できるアートを作ろうということで、人の入れる大きさのサメを作りました。
製作の途中で、海岸にゴミが散らばっていることに気づき、作品に組み込み、ゴミに飲まれていく人類を表現しました。
これからも、この海がきれいであって欲しいです。
コロナ禍でいつ臨時休校になっても、子供たちの学びを止めないよう、山口県では、全ての県立高校の生徒にタブレットが前倒しで配布されました。
萩高校では、各教科が行う生徒への連絡や、HGL(萩グローカル・ラーニング)などの探究活動の情報収集、授業中に行う小テストなどで活用していますが、中には、とても興味深い取組を実践している先生がおられます。
その一つが2年生の「読書部屋」と「一冊丸ごと要約」です。
「読書部屋」では、読んだ本の感想を投稿するもので、その投稿について、生徒たちが、様々なコメントを寄せています。(1枚目、2枚目の画像)コメントが寄せられると、うれしいですよね。
「一冊丸ごと要約」は、読んだ本の要約を投稿するものですが、最近の大学入試等では、長文を読んで要約する力も求められますので、どちらも、楽しみながら、みんなで学力を伸ばす素晴らしい取組です。(3枚目の画像)
こうした取組に前向きに取り組める萩高生って、素敵です。
そのうち、「辻村深月さんの作品が好きなんですね。僕も大好きです。今度、辻村さんの作品について、ゆっくりお話ししたいなぁ。9月15日の放課後、図書室で、胸に赤いバラを挿して本を読んでいますので、白いバラをさして来てください。待ってます。」なぁんて、知的で、ロマンティックな出会いがあるかもしれません。・・・やってきたのが、男の子だったりして・・・・・・
9月に入って、めっきり涼しくなってきました。ほんの1ヶ月前のことも、今や遠い昔のようです。
7月に実施し、メディアにもたくさん取り上げていただいたクラスマッチの菊ヶ浜サンドアート。
生徒の皆さんが、一生懸命考えて、協力して創り上げた作品を、ここで、一挙に紹介します。
まずは、1年生の作品から。生徒のユニークなコメントと一緒にお楽しみください。
【1年1組】「カメの親子」
海ということで、よりリアルで立体的なカメを作りました。子ガメの方は小さいので、探してみてください。
【1年2組】「私たちの先祖 ゴリラ」
チャームポイントは、みんなでこだわって作った美尻です。正面からの姿もインパクトがありますが、後ろ姿はもっとインパクトがあります。美しいゴリラでしょ?
本校は世界遺産に登録された萩城下町の中にあるため、近辺にも価値ある文化財がたくさんあります。
そこでこの度、3年生の選択授業「美術Ⅱ」にて、萩市文化財保護課と萩の銅版画アーティスト戸嶋由香さん(版画処 Show-in主宰)とコラボし、これから約1か月間にわたり銅版画での作品づくりに取り組みます。そのスタートとして、旧児玉家長屋門(本校から徒歩5分)にて授業を行いました。
※戸嶋さん、版画処 Show-inについてはこちらから(<http://kitauraweb.com/?p=1543>)
テーマは「令和の浮世絵」。生徒は、江戸時代の浮世絵作品から自分の好きな作品を選び、その絵の中身に現代の要素を取り込んで制作します。
まずは江戸時代の人々には想像できなかったであろう現代における「衣・食・住の変化」「通信技術の発展」「交通手段の発展」「医療の発展」「様々な環境問題」などについて洗い出しました。そのうえで、事前に選んでおいたお気に入りの浮世絵を生徒なりにアレンジしていきました。
非日常であり、趣のある空間での制作活動では発想も膨らみやすいのでしょうか。生徒たちはそれぞれの視点で自分なりの作品を制作していました。浮世絵自体をスマホの背景画面のように描いていたり、木を電柱に見立てていたり、登場人物に自撮り棒を持たせていたり、、、ここでは言い切れないほどの豊かな発想の数々でした。
9月末まで制作するこの作品は完成後、萩市内文化財(場所は検討中)にて展示し、生徒の表現を様々な方々に見ていただく機会、意外と気づかれていない素敵な文化財に足を運んでいただく機会にする予定です。展示の際には、ぜひお越しください!
8月21日に行われた標記の大会で、3年の秋本雄一朗くんが男子5000mWにおいて優勝しま
した。彼は中学1年生の時から萩高校で実施している競歩の強化合宿に参加してきました。入学直後から才能を発揮し、早々に中国大会に出場、常に山口県のトップ選手達といっしょに活躍してきました。
昨年は全国高校陸上、U20選抜競歩大会に出場し、今年はインターハイへ。と誰もが期待していましたが、インターハイへの夢かなわず、中国大会で敗れたときは、ショックが大きく幽霊のようになっていました。学校の鉄棒の横で気配を消して、影もないくらいに薄くなって、ぼんやり突っ立っている姿を見て、いつまで幽霊でいるつもりなのか、叱咤激励。いえ、私がしたのは、叱咤だけ。陸上部のかわいい女子部員たちの優しい激励により息を吹き返して、今回念願の1位となりました。
広島県総合グラウンドにて
表彰式にて
日本選手権の予選でもある権威のあるこの大会で、一度も先頭を譲らなかった完全優勝は、立派なレースでした。足を前に前に、リズミカルに歩き続けた記録は、堂々の21分40分81。
「先生、僕は何を始めても最初はほかの人よりも上手にできるのですが、そのうち追い越されます。競歩だけは頑張ると決めていたのに、なかなか一番になれません。彼女もできません。」と毎回同じセリフを言っていましたが一番になれたので、残るは彼女だけです。
防府から萩高校に送り出していただいたご両親、萩高校への進学を勧めていただいた木原先生、雄一朗は立派な萩高生になりました。
9月4日(土)、令和3年度萩高校体育祭を開催しました。今年度もコロナ禍の中、ソーシャルディスタンスに気を付けた新しい生活スタイルを考えた体育祭となりました。また、今年初めて体育祭の様子をユーチューブで生配信し、ドローンによる上空からの撮影も行われました。体育祭のスローガンは「萩鷹五輪2021~完全燃笑~」として、今年開催された東京五輪のように全力で体育祭を取り組もうという内容のスローガンで行われました。徒競走や障害物競走の他に、台風の目や応援合戦などの団体種目、クラス対抗の八字縄跳びをしました。クラス対抗の八字縄跳びは3年4・5組が優勝しました。競技の結果、総合優勝はBlue Arrows 、応援合戦の優勝はRed Arrows、行進の優勝はYellow Arrowsでした。どの色もスローガンの通り全力で競技を行い、最後まで得点も横一線に並ぶデットヒートで大変盛り上がった体育祭となりました。ご来場された3年生の保護者の皆様、たくさんの応援をありがとうございました。また、ご来場できなかった1,2年生の保護者の皆様は萩高校のフェイスブックに動画を載せていますので是非ご覧ください。
萩高校フェイスブックのURL
<2年 西村羽未 400mH 出場>
今回のインターハイでは、全力を出し切ることができました。全国のレベルの高い選手を間近に感じることで、これからの目標と私の課題を見つけることができました。この経験を生かして来年はもっと強くなるために一から練習を頑張っていきます。ありがとうございました。
福井県9.98STADIUMにて
<2年西村さんの様子>
初めての全国大会出場でした。中国大会後から、スピードに乗ったままハードルを跳べるように、ハードリングも、インターバルの走りも改良してこの大会に臨みました。ハードルの一台目から、攻める走りができ、来年につながるいいレース展開でした。普段の西村さんは、どんな時も決して天狗になることはなく、素直にアドバイスを受け入れ、謙虚に練習に取り組んでいます。
練習中に、「うわっ、西村さんすごいね。」と声をかけると「いえ。まだまだです。ありがとうございます。」とにっこり笑顔がとてもかわいい人です。インターハイでは、体が小さい方に入りますが、この謙虚な姿勢で練習を続けることと、決してあきらめない強い心が彼女を強くしています。
来年も必ずインターハイで戦ってくれると期待しています。
<3年 古川千尋 5000mW 出場>
私にとってインターハイのレースは忘れられないレースとなりました。前半では先頭で集団を引っ張り、作戦通り攻めました。目標にしていた決勝進出はかなわず、悔しい思いはありましたが、自分のレースに後悔はありません。今回のインターハイ出場は、多くの方にささえられてできたことだと改めて感じました。調子が上がらず辛いときにも、声をかけてくださった顧問の先生方、些細なことでも相談しあえる仲間、毎日の生活を支えてくれる親に感謝の気持ちでいっぱいです。応援ありがとうございました。
予選レース 先頭スカイブルーのユニフォーム
<3年 古川さんの様子>
先頭でレースを引っ張り、萩高校のスカイブルーのユニフォームが、福井県9.98スタジアムの電光掲示板に映し出され、場内アナウンスが「先頭は、山口 萩 古川さん」と何度も何度も紹介してくれました。ランナーから競歩の選手に切り替えてから、期待通りに成長し、期待通りにインターハイを決めてくれました。そして、期待以上に持っている力を出し切ってくれました。本人は、「インターハイのレースは、一生忘れられないレースでした。」と言っていました。私たちにとっても先頭を歩く彼女の姿は一生忘れられない姿となりました。彼女は普段から、ハイペースの男子といっしょに練習してきましたし、駅伝でもエースでしたから、歩いてもエース、走ってもエ-ス、一日の練習量は誰よりも多かったにもかかわらず、一度も弱音をはいたことがない一流のアスリートです。
3人のなかで、最初にレースが終了した後は、2年生の西村さんのサポートについてくれました。
自分のレースが終わっても、後輩のために早朝練習やウォーミングアップに付き合い、2年生の西村さんは心強かったことと思います。こうして、先輩から後輩に大事な心が引き継がれるところも、萩高陸上部のいいところだと思います。
<3年 福永伸之介 5000mW 決勝進出>
人生最後の競歩のレースと決めて臨んだインターハイの決勝レース、結果は「NM」~記録なし~ ゴール直前2mでの失格でした。入学当初は自分が競歩をすること、ましてやインターハイに出場するなんて全く想像していませんでした。そんな自分が立ったインターハイの決勝でのスタートライン。緊張もありましたが、競技を始めてからの約1年半、今まできつかった練習、1秒でも速く歩くために切磋琢磨してきた仲間たち、多くの方々の応援など、様々なことが思い起こされ、勇気をもらい、最後は自分らしく頑張ろうという気持ちでした。結果は失格となってしまいましたが、初のインターハイで、予選を通過したこと、決勝では最初からトップを引っ張り続け、攻めの姿勢で優勝を狙いに行ったことは一生忘れることのできない経験になりました。このレースが今までで最高のレースだったと自信をもって言えます。今回は無観客試合だったのですが、ライブ配信で遠くからたくさんの方々がリアルタイムで応援してくださったと聞きました。また、自分をここまで支えてくれた家族、指導してくださった先生方、かかわってくださったすべての方々の力があってこその自分であることを強く感じました。本当にありがとうございました。
決勝レースにて
<3年 福永君の様子>
予定通り予選をハイペースで引っ張り、予定通り予選を通過して、予定通りインターハイの決勝の舞台に立ちました。強い体と優れた勝負勘が福永君の持ち味です。最初で最後のインターハイの決勝では、日本一を狙いました。最後の最後に「ロスオブコンタクト」で失格となりましたが、日本一を狙いに行ったレースは立派なレースでした。昨年は全国高校陸上大会、U20全国選抜競歩大会、今年は全国選抜合宿、インターハイと全国で活躍し、何度も私たちをわくわくさせてくれました。
日本一を狙いに行った真剣なまなざしは、まっすぐ前を見ていて、とても凛々しい福永君だったと思います。
昨年はまさかのインターハイ中止でしたから、今年はこうして3人もの生徒がインターハイに出場することができ、生徒たちの笑顔が戻ってきて、関係者一同本当に喜びました。そして、私たち教員は、どんな状況でも、自分にできることを探し、目標に向かって粘り強く頑張る生徒に出会えて、本当に幸せです
最後に、インターハイを安全に運営していただいた福井県の関係者の皆様、生徒たちにチャンスの場を与え、応援してくださったすべての方々に心から感謝とお礼を申し上げます。
萩高校 陸上競技部 顧問一同
保育士や幼稚園教諭など保育職に興味がある生徒向けに、保育職PRの出前講座が開かれました。
放課後の16時から約1時間、オンラインで、「みやのの森保育園」の園長さん・保育士さん、「至誠館大学子ども教育コース」の先生から、保育職に関してお話を聞きました。
具体的には、
・保育園の生活や業務について
・保育士に求められる資質
・必要な技能や資格
・進路選択時に考えてほしいこと
・保育士の喜び、やりがい
・保育士の苦労
など、実際の例も挙げていただきながらお話を聞きました。
説明だけでなく、わらべ歌や読み聞かせなどの実演も組み込みながらお話しいただいたので、
イメージを持ちながら保育の現場を理解することにつながったと思います。最後には、質問タイムもあり、生徒たちは積極的に質問していました。
ゆくゆくは保育職に就いて、今度は「語る側」に立つ生徒も出てくるのでしょうか。自分の夢実現に向けて、これからも頑張れ、萩高生!!
体育祭の前日は、雨・雨・雨
コロナ感染に配慮しながら、体育館で分散して予行練習を行いました。
3つの色の隊長が、明日への決意で、盛り上げました。
その後は、再び降り出した雨の中、テント立てなどの準備。
明日、雨があがることを祈りながら、協力して行いました。
『小論文の要点』と題して外部講師をお招きし、2年生向けに「小論文ガイダンス」を行いました。
小論文で点数を取れるようになるための解説だけでなく、小論文を通して問われる力が大学入学後に重要になる理由として、以下の3点が伝えられました。
●大学・短大・専門学校、実社会でレポートなどの文章作成能力が必要になる
●大学以降は、情報の吟味、取捨選択などの思考力・判断力が問われる
●今後の社会では発信力(伝える力)が重要になる
特に3点目に関しては、
「価値観が多様化する社会の中で他人と関わり、他人を理解し、自分の考えを正確に伝える力は社会の中で生きていくための最も重要なスキルになる(自分の言葉を持ち、自分の言葉で考え、伝える)」
というメッセージが伝えられました。
今のうちから、自身の希望進路実現に向け、自分の考え・言葉を磨いていってほしいですね。頑張れ、2年生!!
『希望進路実現に向けて』と題して外部講師をお招きし、3年生向けに「志望理由書ガイダンス」を行いました。
志望理由書では、「今までの私」と「これからの私」を述べることが重要という話から始まり、志望理由書の構成や要点について説明いただきました。
特に、志望校の選択理由や入学後のビジョンの具体性については熱を入れてお話しいただきました。どれだけ具体的で明確な想いがあるかということが、その志望校に入学したい想いの強さとして受け取られることが強調されました。
ガイダンス終了後に生徒たちは、過去の先輩たちの志望理由書作成の準備ノートを見たり、講師の先生からの個別アドバイスを受け取ったりしていました。
希望進路実現に向け、自分の想いを磨いていってほしいですね。頑張れ、3年生!!
9月21日の本校で実施される「高校生熟議2021」でファシリテーターを務める生徒の研修会を、8月20日(金)に行いました。
熟議については、本校では6年前から実施しており、本校の2年次生が、萩市の活性化や課題解決などテーマを基に、グループに分かれて意見交換を行い、最後に話し合った内容を企画書としてまとめ、発表するものです。
研修会では、当日ファシリテーター役を務める生徒18名が、その役割や熟議の進め方について、元公立高等学校PTA連合会の山本貴司先生から講義を受けました。
講義の後、今年度の熟議のテーマについて、当日総合司会を務める鎌田美萩さんが、ファシリテーター役となって、話し合いを行いました。
話し合いでは、「萩市の魅力を伝える」「萩市の活性化に向けた方策を考える」などの様々な意見が出され、結果として、「魅力ある萩にするための活性化方法」に決まりました。
ファシリテーター役の生徒も、議論の進め方についてイメージを作ることができたと思います。
今年の熟議も、活発な意見交換が行われることが期待できそうです!
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