TOPArchive 過去の萩高かわら版(2020.6)

2020年6月26日(金)

日々の記録をつけてみることから始めてみよう!ポートフォリオガイダンス

6月23日の7限にポートフォリオの活用について、ベネッセコーポレーションの岡田様のお話を聞きました。みなさんはポートフォリオ(Portfolio)とは、なにか分かりますか?直訳すると、折カバンや作品集という意味があります。つまり、皆さんの活動の記録・作品集です。今回のポートフォリオではテストの振り返り、進路探求の記録、資格や検定などの成果記録、そして節目ごとの振り返りなどを書いていきます。なぜ、ポートフォリオを作ったほうがいいのでしょうか?その理由は大きく2つあります。

まず1つ目は、大学入試で必要になることがあります。大学や受験の種類によって変わってきますが、「活動報告書」として提出を求められる場合があります。それを作るときに、部活動の大会であれば、結果だけでなく、いつ、どこで、どんな名前の大会に出たのかを全て正確に書かなければなりません。その時にこのポートフォリオの記録を見返せば、スラスラと書けますね。

 2つ目はあなたの成長を促してくれます。岡田様が最後のまとめで「頑張りは自信になる」「失敗しても大丈夫」とおしゃっていましたね。ポートフォリオを見返すことで、「自分はこんなことができた!」「ここができるようになった!」と、自信につながります。反対に「ここはできなかった」「また同じミスをしてしまった」という部分も見えてきます。それについて、「なんでできなかったのだろう?」「なんで同じミスをしているのだろう?」を考えて、いろいろな対策することで改善できます。もし、対策が思いつかなかったり、いろいろ試してもうまくいかなかったりしたら、先生に相談してみましょう!

 ポートフォリオ作りは高校生のためだけのものではなく、大人の人も作っています。それくらい大事なものです。記録するだけでたくさんのことが見えてきて、次の行動につなげられます。ただし、お話でもあったように「できることから始めてみる」ということが大切です。いきなり全力ダッシュをすると疲れちゃいますよね。「まずは、夕飯の後に一度ログインするだけ」「いつもたくさん書いているけど、今日は時間がないから一行だけ」など、小さく始めてみましょう。毎日のちょこちょこがいつのまにか習慣となって、大きなエネルギーとなります!


“Rome was not built in a day”


ベネッセコーポレーションの岡田様、お話をしていただき、ありがとうございました。

(写真の中で生徒がスマホを操作していますが、遊んでいるのではなく、実際にポートフォリオを作っています!!)

2020年6月25日(木)

ほけんだよりNo.3

2020年6月24日(水)

授業でバイオリン!萩高の新しい取り組み。

 6月23日に1年生の音楽選択でバイオリンのまとめの合奏が行われました。生徒は真剣な表情で1音1音をしっかりと弾いて、3週間の練習の成果を奏でていました。途中、慎重になりすぎて音と音の間が止まってしまう場面も。先生が声をかけると、すぐにぐっとなめらかな演奏になりました。

 ペアで交互に演奏しているときも、聴いている生徒はからだ全体で頷きながら見守っていて、なんだか萩高生の優しさを感じました。途中で間違えて笑ってしまうなど、和やかな雰囲気で授業が行われていました。

 萩高の授業でバイオリンが取り入れられたのは今年度から。先生も手探りで進めてきました。そんな先生たちの不安をよそに、生徒たちは初めて触れるバイオリンを楽しそうに取り組んでいました。

 ちなみに、まとめの合奏には校長先生も駆けつけました。授業が終わると一目散に「触ってもいいでしょうか?」とバイオリンに近づいて、生徒以上に楽しそうに演奏していました。ただ、未経験だったので、その熱量と実際に奏でた音のギャップに生徒は大笑い。ただ、その後の授業を参観した先生同士の会話の中で校長先生は「完璧な演奏を目指す必要はないです。バイオリンという楽器にふれるだけでも、生徒の視野やコミュニケーションの幅を広げることができます」と思いを共有していました。

2020年6月22日(月)

リカちゃん「はあぶビジョン」登場!

 萩テレビ「はあぶビジョン」の番組「はあぶEYE」で、創立150周年記念事業「切手シート」「萩高オリジナルリカちゃん人形」が紹介されました。

 母校の想いを繋ぐというテーマで、リカちゃんも、とても清楚で、かわいらしく紹介していただきました。 

2020年6月18日(木)

夏の大会(県独自の大会)に望む野球部が、はあぶビジョンで紹介されました。

萩テレビ「はあぶビジョン」の番組「はあぶEYE」で、夏の大会(県独自の大会)に望む萩高校と萩商工の野球部が紹介されました。

 主将の武田 拓君は、「自分たちはポジティブに、みんなで、今まで、信じ合ってやってきたので、休校に入ってもみんなで支え合って、乗り切ることができました。甲子園を目標に今年のチームはやっていたので、もう、甲子園はなくなっしまったのですが、県1位をめざして、ここからまた、一から頑張ろうと決めました。この期間で、野球ができることが当たり前じゃないということが改めてわかったので、今まで支えてくださった保護者の方やこの施設を使えるというのもOBの方のおかげであると思うので、そういう方々のためにも、しっかり、最後まで一生懸命頑張って、やっていきたいと思います。」と決意を述べてくれました。

 はあぶビジョンでは、萩高校、萩商工高校の試合を放映してくださる予定だそうです。

 萩のまちが元気になるように、萩高校・萩商工高校野球部頑張れ!

2020年6月16日(火)

スピンオフ!課題研究発表2連覇~萩高校探究科(自然科学科)の課題研究県代表のニュースに保護者の方からメッセージ~

萩高校探究科(自然科学科2年)の課題研究が2年連続で県代表に選ばれたことは、6月11日付かわら版「理数科でも金、探究科でも金」で紹介しました。この快挙に、卒業生の保護者の方がメッセージを寄せてくださいましたので紹介します。

このように、萩高校の探究活動がいろいろな方に理解していただき、生徒の応援につながると、とても嬉しいですね。


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快挙!スゴイですね。おめでとうございます。

実は、私の長男グループも「銀」?ではありましたが、中四国九州大会に行かせてもらいました。(息子の発表時の「えーっと」が多く数秒の時間オーバーで減点)

正直、テストの成績としては……な息子でしたが、興味をもったことに対してものすごく集中するので、地域の企業の職人さんに個人的に教えてもらったり、資料を借りたりもして、一生懸命でした。

なかなか個性的なメンバーだったと彼らの小中時代を知る私は思っていましたが、それもまた面白いなと思っていました。

なぜなら、学年きっての優等生が受賞したわけではないんですもの。それって凄くいいな!って思いました。

オールマイティに成績がよいことを求められるであろう進学校だけど、偏った「好きな教科」に楽しみを見出す子もいて、そこを刺激して押し上げてあげたら、意外な才能を見出す子もたくさんいるんだろうなと思います。天才故に偏る。

世の中、オールマイティ型よりひとつのことに突起できる天才型の方が多いと思います。しかし、、オールマイティを重宝がる向きがあるから没天才。勿体ない。

こういった研究発表に情熱を注げるのは、嬉しい事。また、時間を作って挑戦をさせてくれる学校の方針には感謝です。

なんと言っても、息子の大きな自信に繋がったに違いないと思います。

押し上げようとサポートしてくださる先生の寄り添う姿には本当に感謝でいっぱいでした。

4人を大会に連れて行くための予定表プリントには愛を感じましたし、4人の個性を愛してくれないと書けない内容に爆笑でした。そんな思い出が蘇ってきました。

ちなみに長男グループは「石積み」の研究をしました。本当は、城壁とかの石積みがなぜ崩れないのか、数学で証明したかったみたいでした。それが解明されたら世界初だそうで、世界に挑みたいとは、さすがやな、個性派4人と思いましたが、それは現実的でなかったのかテーマチェンジ。計算できない職人の技、石積みってのも凄いなぁ、これを語り始めると長くなるのでこの辺で終わります。

2020年6月15日(月)

美術部 絵馬奉納に向けて~金谷神社に行ってきました~

 金谷神社は、学問の神様「菅原道真」を祭神とし、地元では昔から「天神様」と呼び親しまれてきました。鎌倉時代の初め、1186年に大宰府より勧請(かんじょう)したとされ、享保5年(1720年)に現在地(萩市椿)に遷宮されました。

今年はその遷宮から300年にあたり、私たち萩高校美術部は、記念に奉納する絵馬を制作することになりました。昨今の事情で、奉納は来年になりましたが、まずは理解を深めるために、部員2名が金谷神社に伺いました。

お話をしてくださったのは、金谷神社奉賛会大総代 山中信助 様です。

最初に上がらせていただいた拝殿や幣殿はひんやりとしていて、多くの絵馬がかけられていました。私たちはそれを仰ぎ見ながら、勧請された時代背景や絵馬奉納の歴史などについてお聞きしました。100年単位の時を経て、それらは静かに私たちに語りかけてくるようでした。

続いて、回廊にぐるりと掲げられている様々な絵馬や、庭園の池にかけられた貴重な石橋や石灯篭を見せていただきました。遠く江戸から奉納された石灯篭もあり、とても驚きました。


参加した1年生は、「山中さんのお話を聞いて、大きな椿の樹や美しい花のイメージが湧きました。」と早速作品のアイディアを話していました。


2年生からは以下のようなコメントが届きました。

「300周年記念の絵馬を制作するにあたって、金谷神社に伺い、神社の歴史や絵馬などのお話を聞きました。一つ一つの絵馬や奉納されたものに込められた願いなどを知り、300周年記念の絵馬を制作することの責任と期待を感じました。これから美術部のみんなで意見を出し合いながらふさわしい絵馬を作ることができるよう頑張ります。」

 これから1年間かけて構想を練り、「未来を担う高校生らしい」発想を大切に、心をこめて制作したいと思いました。

山中様、熱心にお話してくださってありがとうございました。

2020年6月15日(月)

高校3年生を激励するお手紙が届きました。

 インターハイが中止となる中、前向きに頑張っている柔道部部員の様子を紹介した6月1日のNHK山口放送局の「情報維新!やまぐち」を見た方から、激励のお便りが届きました。

 お手紙を送ってくださったのは、元松山大学野球部の監督で、現在は、県内にお住まいの佐々木 健さんです。

お手紙には、「テレビを観ていて、残念な想いに共感し手紙を書きました。まだ、高校生。。。。大学へ進んで柔道をするとのことなので、人生をあせらずに 目標を立てて頑張ってください!」と応援のメッセージがしたためられていました。また、佐々木さんが日頃から懇意にしておられ、高校3年生と同じ17才ながらK-1で活躍中の斗麗(トウマ)選手のサインも送っていただきました。

松山大学の野球部と言えば、何度も全日本大学野球選手権に出場したことがある強豪です。自らも高校時代にスポーツに打ち込み、また、大学の野球部の監督として、目標に向かってがんばる選手達と間近に接しながら、その夢をともに追いかけてきた佐々木さんには、選手の残念な気持ちが痛いほど伝わってきたのでしょう。

前を向いてがんばっている本校の柔道部の姿が、多くの方の心を動かし、全ての高校生への応援につながっていったとしたら、これほどうれしいことはありません。

手紙の終わりに記された「大学に行ったら、連絡しておいで!頑張れ!」という言葉は、「これからも応援するよ」というメッセージ陀と思います。

今年の高校3年生は、これからも、たくさんの方に応援していただけるのではないでしょうか。

こうした多くの皆さんの期待に応えることができるよう、萩高生、そして、全ての高校3年生、がんばれ!

2020年6月12日(金)

課題研究で萩ガラス工房に行きました。

 6月10日(水)に課題研究(化学班)で、2年生の自然科学科の4名が、萩市の萩ガラス工房に行って、萩ガラスについて研修しました。最初に、萩ガラス工房社長の藤田洪太郎さんから、萩ガラスを復活させるために、萩ガラスの歴史を研究されて、過去の作品とほぼ同じ複製品を作られて、現在に至っていることを伺いました。また、他のガラスと萩ガラスの違いを分かりやすく説明していただき、どのように作られているかよく分かりました。さらに、萩ガラス工房では、萩ガラスを独自に進化させて、他のガラス工房の追随を許さない存在になっており、最新のテクノロジーで萩ガラスが作られている実際の製作現場を見せていただきました。今年は、コロナウィルス感染症拡大防止のため休業が続き、課題研究は始まったばかりですが、2月の発表会に向けての研究に大いに参考になり、とても刺激になる研修となりました。

 萩ガラス工房の藤田さんには、親切にご指導していただき、ありがとうございました。

2020年6月11日(木)

HGL2019~萩高生考案メニューが萩西中学校給食に~

 昨年度2年次生(現3年次生)の萩グローカル・ラーニング(HGL)の取組の一つ、「萩野菜で人々の健康を守ろう」が、中学校給食のメニューに採用されるという形で実を結びました。

本研究をしたグループでは、JAに御協力をいただき、萩産野菜について、聴き取り調査をし、おすすめ調理法を教えていただいたり、萩西中学校の栄養教諭の先生に御助言をいただいたりしながら、野菜の良さを子どもたちに知ってもらうための給食メニューを作成。このたび、萩西中学校の全面協力をいただいて、6月9、10日の二日にわたり、実際に給食として中学生に食べてもらうことが実現しました。

【6月9日のメニュー】

・ごはん ・萩野菜コーロー ・千石台ダイコンなます ・〇〇ジャム入りヨーグルト

【6月10日のメニュー】

・ごはん ・萩たまげなすとひき肉の味噌炒め ・夏みかん入り春雨サラダ ・中華風スープ


 6月10日の給食時には、研究グループを代表して2名の生徒が萩西中学校の給食の時間に訪問し、校内放送で中学生にメニューの説明とあわせてメッセージを送りました。中学生はおいしそうに給食を食べながら、先輩のメッセージに耳を傾けていたようです。給食メニューに込めた思い、しっかりと中学生に届きましたよ。

 二人が実際に読んだメッセージを紹介します。


「こんにちは。萩高校普通科3年の田中と野村です。

 私たちの考えた二日間の給食は、楽しんでいただけましたか?先ほどもお伝えいただきましたが、このメニューは、昨年、私たちが研究した萩野菜について、若い人たちにお伝えしたいと考えたものです。二日間の給食を通して、萩野菜に対して、もっと興味をもっていただけるきっかけとなったら、とてもうれしいです。

 現在、新型コロナウイルス感染症対策のため、いろいろなものが制限され、不自由に感じている人も多いと思います。萩高校でも、行事が縮小されたり、部活動が思いっきりできなかったり、残念なことがあります。……。そんな中でも、友達との無邪気な会話や、一人では継続しづらい勉強を一緒に頑張るクラスメートの存在など、いつも当たり前にあったことに対してありがたいと思うようになりました。

 こんないろいろなものが制限されている時期だからこそ、バランスのある食事をとり、元気な体をつくって、一緒に困難を乗り越えていきましょう。

このたびは、ありがとうございました。」

2020年6月11日(木)

快挙です。萩高校の探究活動が今年も山口県代表に選ばれました!

~理数科でも金、探求科でも金~

 県内の理数科・探究科設置校(岩国高校、徳山高校、山口高校、宇部高校、下関西高校、萩高校)が、課題研究の成果を口頭発表で競う県大会や、各県の代表が集まる中国・四国・九州地区大会は、新型コロナウイルスの関係で、ともに中止となりましたが、「要旨集」に掲載する研究を、県内の理数科・探究科の先生方で検討した結果、多くの先生の推薦により、萩高校自然科学科2年の「萩特産品の物理特性と官能評価による検討」が山口県代表として唯一選ばれました。

同大会では、昨年度、最後の理数科生が「なまこ壁の機能性に関する考察」で、県代表となり地区大会に出場しましたが、それに続く2年連続は快挙です。

研究では、実験機器を使って測定した萩の特産品である醤油の粘性率や蒲鉾の弾力性(物理特性)と、味覚などの人の感覚(官能評価)の関係を比較・分析し、特産物を美味しく食べるためのポイントや他地域へPRできる可能性をデータにより示唆したものです。

萩高校の探究活動は本物です!

研究に取り組んだ現3年生の内田紀直君、胡はるかさん、児玉清香さん、山本愛依さんおめでとうございます。指導してくださった平田先生ありがとうございました。

※画像は、校内発表大会の説明資料の一部です。  

2020年6月10日(水)

HGL④「萩市ジオパーク推進課から講師をお招きしました」

 6月8日(月)、2年次生の総合的な探究の時間「萩グローカル・ラーニング(HGL)」の今年度第4回を、萩市ジオパーク推進課 ジオパーク専門員 白井孝明様を講師に迎え、実施しました。

 萩市は笠山や須佐ホルンフェルスなど、地質学的価値のある自然が多くあり、平成30年に日本ジオパークに認定されました。その推進に向けて中心的な役割を果たしておられる白井専門員のお話は、様々な角度から萩の魅力を再認識できる、とても貴重なものでした。

 珍しい地質はもちろんのこと、萩のおいしい野菜や魚も、かつての火山活動などと深く関わりがある、といったお話で、ジオパークをとても身近に感じることができた生徒も多かったのではないでしょうか。

 また、白井専門員からは研究者の視点から、本校生徒の探究学習へのアドバイスもたくさんいただきました。「探究の種の見つけ方」「探究の流れ」、白井専門員がまとめてくださったことを写真で掲載しています。学んだことを生かし、今年も萩を元気にする探究を進めていきましょう!

2020年6月9日(火)

3年進路講話を実施しました。

 6月4日(金)3年生を対象に進路課長による進路講話を行いました。

講話では、大学入試の仕組みから、2020年度入試の振り返りや2021年度入試の予想、大学入学共通テストや、進路実現に向けて取り組むこと、特に7月までに行わなければならないことが具体的に示されました。

「自分の可能性を信じてほしい」という力強いメッセージに、3年生は、受験への意識をより高め、ギアを一段上げたようでした。頑張れ、3年生!

2020年6月5日(金)

リモート指導を受けました!(山口大学理学部との連携:課題研究(生物班))

自然科学科2年次生 生物班の5人の生徒が、6月3日(水)の課題研究の時間に山口大学理学部生物化学科 堀 学 先生からリモート指導を受けました。内容は、「研究のテーマ設定」についてです。Zoomというオンライン会議アプリを利用し、画面上で対面し直接アドバイスを受けました。

最初は緊張していた様子でしたが、自分たちが考えたテーマの説明や質問を積極的に発言することができました。

生徒の感想「テーマを決めることがとても難しかったのですが、堀先生のアドバイスを頂いて、頭の中のイメージが現実的になりました。」「自分達だけでは調べきれなかったことを教えていただき、内容をまとめあげることができました。わからないことばかりでしたが、アドバイスを活かし実験していきたいと思います。」

2020年6月5日(金)

放送で生徒総会~3年次生が思いを語ってくれました~③

3日間にわたって掲載している生徒総会での3年次生からのメッセージも、今日が最終日。合唱部部長大井さんは、メッセージの最後に中島みゆきの「ファイト!」を独唱し、みんなに勇気を与えてくれました。


3年4組 大井 歩夢 さん

こんにちは。3年4組、合唱部部長の大井です。僕もこの企画でお話ができるということで、ありがとうございます。

運動部は高校総体や、野球としては夏の甲子園が中止になったりとニュースになっていますが、文化部も、高校総文等いろいろ中止になっています。僕たち合唱部としても全国大会を目ざしていましたが、どのコンクールも中止となり、定期演奏会も残念ながら中止となり、ステージに立ち、ライトを浴びることはできなくなってしまいました。

このままではおそらく、どの部活も、特に我々3年が、何かを競って目ざす場所は、目標は、完全に奪われるでしょう。


部活動に励む意義の大半を砕かれようとしている今、私たちには1番大事なことがまだ残っています。日々の練習の時間一瞬一瞬を大事にし、3年だって、1、2年を鍛えるという重大な使命があります。会話や遊びも大いにして、何も目ざす場所がなくたって、部活って楽しいって思ったらもう勝ち、優勝です。入ったばかりなのに、大丈夫だろうかと違う苦しみを味わっているであろう1年生も、きっと先輩方が助けてくれるので大丈夫です。部活に限らずとも、学校生活だって、その時間を充実させ、幸せだと思えたらもう勝ちです。

この長いイレギュラーな休校を乗り越えて、まだいろいろ生活が制限されてはいますが、昨日からまた日常をリスタートできた、友達と再会できた、皆もそうだと思いますが、僕は本当に心からそのことを幸せだと思いました。

自分のしたいことが多少できても、この長い休みは、やっぱり苦しかったと思います。

人々の生活を、幸せを、未来を、そして命を奪ったコロナウイルスは憎い。僕もそう思います。

でも、必死に闘うしかないんです。今を懸命に生きる。自分にできることは何だってやる。それが大事なことだと思います。

最後に、合唱部ではおなじみの「ファイト」の一部を皆さんに送りたいと思います。


・・・・


ありがとうございました。

2020年6月4日(木)

放送で生徒総会~3年次生が思いを語ってくれました~②

昨日に続き、3年次生のメッセージを掲載します。今日は野球部3年次生田原さんです。

3年2組 田原 知樹 さん

 私が今回の休校期間で感じたことは、みんなとグラウンドで野球ができるということが当たり前ではなかったということです。

先日、夏の甲子園大会が中止となり、私たちの目標としていた「甲子園」という舞台は、挑戦することすらできなく終わってしまいました。この2年間、「甲子園」という大きな目標があったからこそ苦しい練習も様々な壁も乗り越えることが出来たので、ショックはとても大きかったです。

しかし、自分たちが今まで積み上げてきたものは決して無駄にはならないのだと思うし、代替大会が行われることをチームのみんなは信じています。今度は気持ちを切り替えてそこに向け、最高の仲間とできる一球一球のプレーを大切にして、最後の最後まで熱い気持ちを持ち続けて頑張りたい・・・というのが今の私の気持ちです。

2020年6月3日(水)

放送で生徒総会~3年次生が思いを語ってくれました~①

5月26日(火)、今年度の生徒総会が開催されました。今年度は、新型コロナウイルス感染防止のため、体育館に一堂に会する形式をとりやめ、放送で議事を進行し、生徒はそれを各ホームルームで聞いて、紙面で表決を行う形をとりました。

生徒会予算案・決算案についての表決を集計する時間を利用して、3人の3年次生が休業中に感じたことや、今後の学校生活に向けた思いを語ってくれました。部活動の大会の中止が決まり、自分の進路に向けた見通しもなかなか立たない中で、苦しみ、葛藤し、それでも前に進もうとする3人の言葉は、聞いていて胸が熱くなるものでした。最後に、合唱部部長の大井くんが中島みゆきの「ファイト!」を独唱し終えたときには、各教室から自然と拍手が聞こえてきました。

今日から3日間にわたって、当日3人が当日語ってくれた言葉を紹介したいと思います。


今日はトップバッター、

3年5組 長岡 大輝 さん 

僕が最初に感じた事は、「このままでは、夏休みが無くなるんじゃないか・・。」という焦りです。この期間は『受験生の天王山』とも言われますが、受験勉強のスケジュールが大幅にずれる事が不安でした。しかし、少し考えて「夏休みが、この休業に前倒しになっただけなんじゃないか?」と思いました。すると、マイナスにしか思えなかった休業が有効活用できる時間へと変わり、そこから勉強に集中することが出来ました。

1か月以上も続いた中では、やはりモチベーションが下がってくる時期がありましたが、自分に負けずに意欲を保ち続けることができた理由が2つあります。

1つ目は、毎日の学習時間を記録した事です。朝・昼・晩、それぞれの学習時間をつけ、1日の最後にその日の合計を出す。たったこれだけの事ですが、1か月半近く続けました。さらに、1日の学習時間に加え1週間の平均学習時間も記録しました。「絶対に先週より超えてやる!」と思うことで自分を律することが出来ました。毎日10時間以上の数値が並んでいくのを見ると「ああ、自分は頑張っているな。」と思えて(ただの自己満足ですが)、それが気持ちの支えになりました。

2つ目の理由は、Zoomアプリを使ってクラスでHRを行った事です。Zoomは、簡単に言うとビデオ会議ができるアプリです。4人のクラスメートと共にHRを企画・運営し、みんなが楽しめる場をつくろうと活動しました。休業中、ずっと一人で勉強していると、どこかで限界が来ます。画面上ですが、友人の顔を見ながら話せたことで、「みんなも同じ気持ちで、絶対、頑張って勉強してるんだろうな・・・。」と思え、それが自分の活力になり、やる気を維持することができました。

このように、負の側面しか見えなかった「休業」を、自分の考え方を変え、クラスの友人に支えられながら、自分は有意義に過ごすことができたのではないかと思います。

2020年6月2日(火)

高校総体中止 萩高校柔道部の思い

先週末の“はあぶビジョン”に続き、NHK山口放送局の「情報維新!やまぐち」で、2年連続県チャンピオンの薬丸武則君と柔道部の様子を紹介していただきました。

大切なものを失いながらも、新たな目標に向けてがんばろうとする高校生のせつない気持ちとそれを支える先生の温かい気持ちが痛いほど伝わってきます。

がんばれ高校生!がんばれ、大人たち!

2020年6月1日(月)

ファイト!冷たい水の中を ふるえながらのぼっていけ!

地元のケーブルテレビ“はあぶビジョン”の番組“はあぶEye”で、高校総体など様々な大会やコンクールが中止となる中、気持ちを前に切り替えて、力強く歩き出している萩高3年生を紹介していただいています。

陸上部、柔道部、合唱部の部長が、温かいメッセージを送ってくれています。

高校生の姿に元気が出ます。

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