TOPArchive 過去の萩高かわら版(2019.5)

2019年5月28日(火)

インターハイ県予選と涙松と

陸上競技など、一部の競技は先週に行われましたが、どの部活動も、今週末のインターハイ県予選に向けて、一段と練習に気合いが入っているようです。多くの3年生にとっては、この大会が最後の大会。下級生もそう思えばこそ、練習に熱が入ります。


 高校スポーツが多くの人の心をとらえるのは、必ず終わりがあるからで、その終わりは二度とないかけがえのない瞬間で、その瞬間に生徒たちがみせる表情に、何かを感じるからなのかもしれません。


 江戸送りという幕府の命を受け、吉田松陰先生が萩の町を発ったのは、安政6年の5月25日のことです。

死出の旅に立つというのに、松陰先生は、心を乱さず、「至誠にして動かざるは未だこれあらざるなり(誠をもってとけば、正しい考えのわからぬことはあるまい)」と、幕府の役人の前で堂々と自分の意見を述べようと決心して旅立ちます。

 「至誠」。萩高校の校訓です。

 松陰先生を乗せた駕篭が、萩の町はずれ、大家の涙松にさしかかります。ここは、松の合間に萩の町並みが最後に見える場所です。護送の役人は、駕篭を止めてくれました。名残惜しげに萩の城下をながめていた松陰先生は、やがて一首の歌を詠みました。

 「かえらじと思い定めし旅なれば ひとしをぬるる涙松かな」

 最後に見た故郷萩の町は、松陰先生に、何を語りかけてくれたのでしょうか。


 高校生活最後の大会で、3年生たちは、どんな風景を見ることになるのでしょうか。

 きっと、一生を生き抜く力になるはずです。

 今朝もいくつかの部が自主練をしていました。がんばれ、萩高生!

2019年5月27日(月)

FM萩ラジオ放送について

今月の萩高生がおくるFM萩ラジオ(77.5MHz)の放送についてお知らせします。今回は、萩高校の文化祭実行委員の5名が出演します。

 6月9日(日)、萩高校文化祭「萩鷹祭」が開催されます。テーマは「FES ~叫べ、集え、音のなる方へ~」!!鮁鮁フェスらしさ全開な文化祭となるように、準備を進めています!ぜひ萩鷹祭へのご来場をお待ちしてます!

※放送予定日は、5月29日(水)16時~です!!!

2019年5月27日(月)

先生方のお勉強~全国で進む「トップ進学校の探究学習」と進学指導の両立~

新しい学習指導要領では、講義式で一方的な授業から、「主体的で対話的、深い学び」への授業転換が求められています。

 また、新しい大学入試制度でも、記述問題が導入される予定であるなど、思考力・判断力・表現力が問われます。つまり、理解して記憶し、いくつかの選択肢の中から正解を選ぶ学びから、納得解、最適解を探る学びが必要となってきます。

 そこで、本校では、萩グローカルラーニングや、アクティブリサーチ、課題研究など、探究型の学習をする授業を設けているのですが、これらの授業のほかに、日頃の各教科の授業の中で、探究的な学習を行ったり、これらの授業につながるように、授業を改善していくことが必要です。

 そこで、本校に在籍しながら、兵庫教育大学の教職大学院で研究をしている吉川和夫先生を講師としてお招きした研修会を行いました。

 これからも萩高校の先生方は、生徒のためにしっかりと勉強をします。

 みんなも、第1回考査がんばれ~!ただし、こっちは、試験がないので、気が楽ですが。

2019年5月21日(火)

平成31年度 PTA総会及び進路講演会

5月19日(日)13:10より平成31年度PTA総会を開催し、182名の保護者の方が参加されました。PTA事業や諸会計に係る平成30年度報告と平成31年度計画が承認され、平成31年度新役員が選出されました。

 総会に続き、駿台予備学校広島校の藤本康秀講師による『第一志望は、ゆずれない』と題した講演が行われました。その後に実施されたクラス懇談会・個人懇談にも多くの保護者の方々が参加されました。

2019年5月21日(火)

萩高校を取り巻く風景

出張のため、石を積み上げた風情のある本校の正門を出たところ、スケッチを楽しむグループを見かけました。お話をお伺いすると、広島の絵画グループで、年に2度ほど、萩市に来られるとのことです。今回の訪問では、前日、菊ヶ浜をスケッチされ、学校前の北門屋敷に宿泊、「やっぱりここの風景が一番好きですね」と、皆さん、本校の前の道路で、城下町のスケッチを楽しんでおられました。

 通りの向こうには、修学旅行で訪れた高校生でしょうか、自転車のグループが見えます。時には、「こんな学校で勉強したいね~」と話しながら、修学旅行生が正門前を自転車で通り過ぎるそうです。

 毎日通っていると気が付かないかもしれませんが、萩高校は、落ち着いた、本当に素敵な環境にある学校なのです。

 生徒の皆さんには、この恵まれた環境と、ここに通わせていただいていることに感謝して、その時間を無駄にせず、力をつけ、大きく成長して欲しいですね。

 出張から戻ると、先ほどの方々、スケッチを終えて、かたづけをしておられました。

 お願いして、「パシャ!」

2019年5月16日(木)

「萩の反射炉の調査をしました!」

5月15日(水)に萩高校探究科2年(化学班)が課題研究で萩の反射炉の調査をしました。まず、萩市役所で萩市文化財保護課世界文化遺産室の柏本さんから、萩の反射炉の歴史やどのように建造されたかなどの説明を聞いた後、実際に萩の反射炉で調査をしました。柏本さんのお話によると、あまり萩の反射炉の資料が残ってないということなので、現在、残っている反射炉や以前調査された資料をもとに、萩の反射炉を想像することにしました。今後の予定としては、今回の調査を元に反射炉の模型をつくって、製鉄のしくみについて研究する予定です。萩市の柏本さんには大変お世話になり、ありがとうございました。

2019年5月15日(水)

第1回PTA実行委員会

5月14日(火)17:00より、保護者23名と教職員14名の参加で、第1回PTA実行委員会が開催されました。自己紹介の後、昨年度事業報告・会計報告が行われ、今年度の役員案・事業計画案・予算案等が審議され、5月19日(日)のPTA総会に向けての準備が整いました。

 急速な生徒減への対応や、2年目を迎えた探究科の現況や展望、部活動の在り方に関する方針など、本校の取り組みについて各分掌主任から説明があり、生徒のより良い学習環境を整える方策が討議されました。「生徒のために」という強い思いから活発な意見も出され、保護者・教職員の話し合いは2時間以上にも及びました。

2019年5月13日(月)

萩高校、柔道男子の強化拠点校に指定

強化拠点校とは、競技力の向上をめざし、山口県体育協会が、県内のトップレベル及び次世代アスリートの受け入れ先となる高等学校運動部等を強化指定するものです。県内では27競技、36校62の部活動が指定され、萩高校は柔道男子の強化拠点校に指定されました。

 5月10日に、山口県体育協会常務理事岡邦彦様から本校の竹村校長に指定証が交付されました。

 本校は、部活動が大変盛んで、どの部活動も熱心に活動をしていますが、これを機に、柔道部の生徒のみなさんは、より一層、本校の部活動を引っ張ってくれることを期待しています。

2019年5月13日(月)

本物の芸術にふれて、感性を磨く~萩美術館・浦上記念館見学

 萩市は、歴史や伝統、文化施設に恵まれており、本校では、これらの地域の施設を利用した特色ある授業を展開しています。

 5月9日、「陶芸」の授業を選択している15名の3年生が、山口県立萩美術館・浦上記念館で開催されている「フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア」「marimekko」を鑑賞しました。

 生徒は、先生が作ってくださったワークシートを片手に、本校の卒業生でもいらっしゃる冨賀見(ふかみ)広報マネージャーさんに直接説明していただきながら、作品を鑑賞しました。

 帰り際には、同じく本校卒業生の岩本龍治館長さんにもご挨拶をいただき、大変、有意義な鑑賞となりました。

 生徒は、「陶芸には無限の想像力がある」「フィンランドの作品には、生き物や植物が描かれ、自然が豊かなのだと思った。」「萩焼と違い白色が多く、模様が映えてきれい」「歴史の浅いフィンランドの陶芸は、若い自分たちには理解しやすい」などの感想を述べていました。

 生徒たちが、今回の鑑賞を自分たちの作品にどう生かすのか、楽しみです。

2019年5月7日(火)

平成31年度 PTA役員と生徒会との協議会

 午後5時00分から平成31年度PTA役員と生徒会との協議会が行われました。PTA役員は会長以下4名、生徒会からは生徒会長以下執行部12名、教職員からは竹村校長以下9名の計25名が参加しました。協議のテーマとしては、「文化祭PTAバザー」「体育祭での飲料等の販売」「学校施設の改善」「卒業生の制服等のリユース」など多岐に渡って協議・情報交換しました。文化祭や体育祭での保護者と生徒の協働や安心・安全な学び舎づくりの必要性など、保護者からも生徒からも建設的で活発な意見が交わされ、1時間を越える充実した有意義な懇談会となりました。

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