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●校長室
御挨拶
校長 岩﨑和弘
山口県立萩高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
維新胎動の地に位置する本校は、藩校明倫館の流れを汲み、創立153年目を迎える歴史と伝統を誇る高等学校であり、三万三千名を超える卒業生が各界で活躍しておられます。
また、本校は、世界遺産に指定された萩城下町の中に位置し、「世界遺産のまちで育むグローバル人材」をコンセプトに地域とともにある学校づくりを進める「コミュニティ・スクール」の取組や、地域を素材とする課題解決型学習である「萩グローカル・ラーニング(HGL)」、生徒一人ひとりの希望進路の実現に向けて計画的・系統的な進路指導を展開する「Look Up」など、生徒の自主性・主体性を尊重し、探究力を育む取組に積極的にチャレンジしています。
とりわけ、県北部地域唯一である「探究科」は、2年次からの「人文社会科学科」「自然科学科」で進められる探究活動(「アクティブ・リサーチ」、「課題研究」)や大学との連携の取組等を通して、思考力・判断力・表現力など、大学入試やこれからの社会に求められる資質・能力の伸長を図っています。
伝統を受け継ぎながらもこうした新たなチャレンジは、県内の理数科・探究科設置校が集う探究学習成果発表会で高い評価をいただき、県代表になるなど、大きな成果として表れているとともに、全国大会常連である陸上部、柔道部、合唱部などの部活動の活躍や、志願者数の増加、進学実績の向上など、学校の活性化につながっています。
一方、阿武町に位置する奈古分校は、全国でも珍しい総合学科の分校として、農業や生活関連に関する幅広い選択科目を設けるとともに、総合学科ならではの授業である「産業社会と人間」(1年次)や、総合的な探究の時間である「SOCCA」(2年次)、「ドリカム」(3年次)など、充実したキャリア学習を通して、職業や生き方など、自分の将来について考え、未来を生き抜いていくための力を培う取組を進めています。
また、地域の関係機関と連携し、鳴き砂で有名な清ヶ浜の清掃活動や近隣の保育園や小・中学校等の子どもたちと農業を通じた交流学習を行うなど、地域の活性化に貢献する取組を積極的に取り入れ、郷土への誇りや愛着を育み、豊かな学びや育ちを実現する教育を推進しています。
引き続き、中学生の皆さんや地域の皆様、全国で御活躍の本校同窓生の皆様方へ、現在の萩高校の元気をお届けしたいと考えています。中学生の皆さんは、本校の学習内容や学校行事などの教育活動にふれ、進路選択の参考にしていただくだけでなく、生き生きした先輩の姿から高校生活への夢を膨らませてください。また、地域の皆様や同窓生の皆様は、学びや部活動に一心不乱に打ち込む生徒たちの姿に御自身の青春時代を重ねられ、本校及び本校生徒への励ましのお言葉をかけていただければ幸甚に存じます。